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インプラント前歯のインプラント
難解な前歯インプラント治療の一例
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主訴 前歯のインプラントについて 備考 【リスク・副作用】手術後の腫れ -
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MIPP・セラミック治療インプラント前歯のインプラント審美治療
前歯のインプラント 審美治療
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年齢 40 性別 女性 主訴 前歯の差し歯が取れてしまう。何度か近所の歯医者に行って付けてもらうがしばらくすると外れてしまう。笑えないので何とかして欲しい。 治療 外れしまった前歯は差し歯であった。差し歯の下には歯の根が隠れていた。何度も外れるのは残っている歯の根が割れている為であった。根は割れたら再利用が困難である。ましてやインプラント治療を考えているのに割れた歯を抜かないで保たせて置くと感染を起こして周囲の骨が無くなってしまい、インプラント治療が困難になるなど欠点も多い。こんな時はその場しのぎの治療ではなく長期的(10年〜30年)に長持ちし安全な治療を選択する必要がある。主治医先生と中長期的な展望をしっかり話し合うのが大切だ。
今回は患者様が1:審美性 2:周りの歯は削りたくない 3:長期的な安定 以上の3つを望まれた。その為残っている根を抜くと同時にその場でインプラントを打ち、歯茎を移植し更に最終のインプラントの土台と歯を入れるという治療を選択した。
歯を抜いた日にインプラント治療も最後まで終わるという最速にして世界最新の技術を併せた治療法を選択した。
この様な治療法は世界的にもまだまだ一般的ではないが
好条件が重なると可能になる。残念ながら全ての患者様に可能なインプラント治療というわけではないという事をつけ加えておく。
One abutment One time という治療コンセプトである。
当院では8年前よりこの治療コンセプトを取り入れ数多くの審美インプラント治療を成功させている。
難易度は極めて高いが準備と症例を選べば大変美しいけっかを得られる。備考 one abutment one time コンセプトを使用している。
このコンセプトはインプラント手術日に最終のクラウン、最終のアバットメンが入り それで終了するコンセプトである。審美・スピード・結果が一日で完了する夢の様な治療法であるが残念ながらケースを選び、誰にでも適用される治療ではない。
One abutment one time を行うには技術・知識・インプラントチーム力・メーカーサポート等が高いレベルに無いと実現しない。恐らくは勉強不足の歯科医師はこのコンセプト名すら知らないであろう。前歯審美インプラントを行う時には一度主治医に可能か相談してみるのもいいかも知れない。 -
院長/歯科医師
中澤 玲 Rei Nakazawa
岩手医科大学歯学部を卒業した後、すぐに顎関節治療の勉強に没頭し、 多面的な目線で顎関節の治療を行う。 その後、アメリカ・ボストン大学に留学し、世界で注目される治療や歯科材料に目を向け研鑽し、審美治療やインプラント治療においては、ドイツ大手のインプラント会社のインターナショナルインプラントインストラクターに任命され、活躍している。
日本インプラント学会、ブラジル審美治療学会論文投稿や歯科雑誌への執筆、2013、2014年とブラジル審美治療Marcelo Daltro先生を個人的に日本に招聘し共同で講演活動を行う。インプラントの本場ドイツでもFrank Zastrow先生と講演活動を行っている。 2014年はドイツのインプラント専門医達の間では解消されていない問題である『顎関節症とインプラント治療』についての講演を行った。
世界でも著名な審美治療医師の一人、Dr.Iñaki Gamborenaと共同講演を日本GC社で開催。高水準のディスカッションにより多数の賞賛を得た。自身でも若手歯科医師向け年間コースを2014年に開設し、日本国内でも各地で講演中。